書き手:Honoka A.
編集者:Karen W.
みなさん、こんにちは。あっという間に10月になり、だんだんと過ごしやすい気温になってきました。10月といえば、皆さん何を思い浮かべますか?多くの人がハロウィーンを思い浮かべるのではないのでしょうか。今回は、日本のハロウィーンについて紹介します。また、TIUの学生はハロウィーンをどのように過ごすのでしょうか。この記事の最後にその詳細(または様子)を紹介します。
・ハロウィーンとは?
ハロウィーンの発祥は、2000年以上も前。ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた祭礼「サウィン(Samhain)」が起源だといわれています。。サウィンは「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う宗教的な行事として、古代ケルト人の暮らしに根づいていました。死者の魂が家族の元に戻ってくると考えられているため、当時から人々は、仮装や仮面をつけたり、ジャック・オー・ランタンというかぶで作ったランタンを家に置いたり、死者の魂から身を守ることをしていました。現在は、多くの国でハロウィーンが広まり、起源とは異なった楽しみ方をしています。例えば、ジャック・オー・ランタンをかぶではなく、比較的作りやすいかぼちゃで作ったり、子供が大人に「お菓子をくれないといたずらするよ」という意味である「Trick or Treat」を言って、お菓子をもらったり、といった風習になっています。
参考文献:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000017681.html
・日本のハロウィーンの歴史
日本で初めてハロウィンを取り扱ったのは、1970年代、キデイランド原宿店であるといわれています。その後、1983年には、同キデイランド原宿店が、ハロウィン商品の販売促進のために、ハロウィンパレードを行いました。
ハロウィンの認知度が急激に上昇したきっかけは、1997年に東京ディズニーランドで開かれた「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」の仮装イベントです。それ以来、東京ディズニーリゾートでは、ハロウィンが秋の恒例イベントとなっています。その後、様々なお店でハロウィーン限定パッケージのお菓子や、ハロウィーンのコスチュームが販売されるなど9月下旬から多くの場所でハロウィーンという文字を目にする機会が多くなりました。また、日本では、数年前からSNSの発達により多くの人が仮装し、渋谷に集まることが恒例となっています。スクランブル交差点に多くの人が集まり、毎年ニュースでも話題となります。しかし、近年はマナーの悪い人が多く見受けられ、問題となっています。
参考文献:https://intojapanwaraku.com/culture/41323/
・アイルランドと日本のハロウィンの違いとは
ハロウィーンは伝統に則って祝われています。アイルランド中の家庭では、子どもたちがハロウィーンに先立ち、仮装やゲームの準備をします。当日は、夕食時にバーンブラックと呼ばれる伝統的なケーキを食べるのがお決まりです。様々なものを中に仕込んで焼き上げており、切り分けて食べた時に出てきたものでその人の運勢を占います。例えば、指輪が出てきた人は、1年以内に結婚することを意味します。
また、ハロウィーンパレードが開催されるなど伝統を守りながらも、「家族と大切な時間を過ごす」、という意味があります。ハロウィーンは、アイルランド人にとって大きなイベントです。一方、日本では、渋谷でのハロウィーンだけでなく、いろんなハロウィーンパッケージのお菓子やグッズが多くのお店で販売されています。そのため、多くの人は学校で友達とお菓子交換をしたり、ハロウィーンパーティーで仮装したり、子供たちが大人にお菓子をもらったりします。これらは、アイルランドで行われている、本来のハロウィーンとは異なり、多くの日本人はお菓子をたくさん食べて過ごします。
参考文献:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000017681.html
・TIUのハロウィーン
TIUではPeer Assistantという、学校のインターンがあります。Peer Assistantがハロウィーンイベントを開催し、多くの人が来て、とても盛り上がっていました。写真添付
また、English Plazaでもハロウィーンイベントが行われました。宝探しや仮装コンテストなどの様々なアクティビティを開催し、とても盛り上がっていました。
今回は日本のハロウィーンについて紹介しました。みなさんはどんなハロウィーンを過ごしますか?日本では友達とお菓子交換をすることが多いので、当日はみんなでお菓子を持ち寄ってみるのはいかがでしょうか。Trick or Treat!