著者: Juri A.
変更者: Prashan J.
翻訳者: Karen W.
みなさんは、『花粉症になってしまう人が多い』という話を聞いたことがありますか?あるテレビ番組によると、『人の体にはそれぞれ空の容器のようなものがあり、そこに花粉症の原因となる物質が溜まっていく』のだそうです。続けて、『その容器がいっぱいになると、花粉症になる』のだそうです。つまり、すべての人が花粉症になる可能性があります。しかし、私の研究によると、花粉症になる原因は厳密には容器ではなかったのです。目や鼻から徐々に体内に蓄積されていく花粉に反応して、自分の体の中で作られた抗体を蓄積していくのです。抗体の量が一定量に達すると、アレルギー反応を引き起こす化学物質が分泌され、花粉症の症状が現れます。
この記事を書いている私も、結局、花粉症の症状の最終段階まで来ています。私はこの最終段階を、『目が少し痛くなり、時々くしゃみが出るようになること』だと定義しています。この状態がひどくなると、花粉症になります。(この最終段階に入っている人の中には、自分が花粉症になる危険性があることを知らない人もいて、私も以前はその一人でした。 私はまだ花粉症にはなっていないと思っています。)
さて、この記事を読んでいる方の中には、「花粉症になりたくない!」という方もいらっしゃるかもしれません。花粉症にならないための予防策を調べてみましたので、ご心配には及びません。次の段落から花粉症にならないための予防策を見ていきましょう。
1健康でいる事
良質な睡眠と食生活により、健康な免疫システムを維持することが大切です。また、風邪をひかないようにするためにも、普段から心がけておきたいことです。
一人暮らしの学生が毎日栄養のバランスを考えて食事を作るのは、時間がかかるので少し面倒かもしれません。あるテレビ番組では、『東大生が時間を無駄にしないために、普通の食事はとらず、栄養補助食品だけで過ごしている』様子が紹介されていました。個人的にはあまりお勧めしません。しかし、忙しい学生さんには、食事と一緒にサプリメントを摂るのは健康な免疫システムを維持するためには、良いアイデアかもしれません。
2 粘膜を正常に保つ
粘膜の炎症は花粉症の引き金となり、症状を悪化させる可能性があります。ここで、ヘビースモーカーやアルコール依存症の方に悪いニュースがあります。喫煙や飲酒は、粘膜を傷つけます。花粉症になる可能性がある人は、喫煙と飲酒を控えたほうがよいでしょう。
3花粉を吸い込まないようにする
冒頭で述べたように、花粉が蓄積されると花粉症になります。したがって、そもそも花粉を体内に吸収させないことが一番の予防に違いありません。それなので、コロナの感染予防以外にも常にマスクを着用することが大切です。窓やドアをきちんと閉め、家に入る前に衣類のウイルスや埃などを拭き取ることも、かなり効果がありますよ。今はコロナが流行している状況で、家でもマスクをしているくらいなので、花粉症の発生はかなり抑えられるのかもしれませんね。
もし、読者の方で『 花粉症になるかもしれない』と思ったら、早めに医療機関を受診することをお勧めします。そうすることで、悪化の進行を食い止めることができます。実際に花粉症になる前に、早い段階で症状の予防策を講じておくに越したことはありません。この情報があなたのお役に立てれば幸いです。
【語彙】
Hay fever 花粉症 (かふんしょう)
Antibodies 抗体 (こうたい)
Pollen 花粉 (かふん)
Mucous membrane (鼻の粘膜) はなの ねんまく
Inflammation 炎症 (えんしょう)
Secrete 分泌(ぶんぴつ)
引用元