Times Of TIU

著者: Karen W. 編集者: Anju N. 春学期が始まり落ち着いてきた頃かと思います。もうそろそろ一人暮らしを始めた人たちも慣れてきたのではないでしょうか。私はこの春からルームシェアを始めましたが、1つだけ慣れないことがあります。それは、自炊をすることです。普段、外食ばかりしてしまうのでなかなかお金が貯まりません。また、最近の日本国内における物価高騰により、以前より出費が気になります。それに、1日3回ある食事の時間を、お金や健康を気にせず楽しく過ごしたいですよね。 はじめに、TIU生は自炊と外食、どちらの頻度が高いのでしょうか。CGチームと、その他私の友人たちに話を聞いてきました。 E-Track Rさん：自炊派　自分で作る料理はおいしくないけれど、欲しいものを買うために食費は節約しています。 Fさん：自炊派　お金がかかるからです。もし、お金持ちだったら自分で作りません。 Aさん：外食派　一人でご飯を食べたくないから友人たちと外食します。 Sさん：外食派　日本は安いお店が多いし、料理をする時間がないからです。 Tさん：外食派　家で作るのは時間がかかるし、後片付けが大変だからです。 J-Track Hさん：自炊派　外食よりお金がかからないし、作るのが面倒な時は電子レンジでできる簡単な料理を作ります。今は、作るのが楽な鍋がお勧めです。 Aさん：外食派　人付き合いもあって、外食が多いです。家になかなか帰らないから冷凍食品のような腐らない食事しか置いていません Rさん：自炊派　欲しいものがあるし、お金がないからです。 Kさん：自炊派　料理をするのが好きだからです。 話を聞いたところ、CGチームの大半が外食派でした。この記事を書いている私も、日々おいしいラーメンを食べに行くことに命を懸けているので外食派です。しかし、外食を続けるほどお金に余裕がなくなってきたので、最近は自炊するようにしています。J-Track の多くは、実家で料理をしたことがなかったり、学校の調理実習でしか経験してこなかった人が多いと思います。それに学生生活は忙しく、思うように自炊の時間を取れないものです。しかし、あることを意識すれば健康的な自炊生活を送ることが出来ます。 次に、自炊と外食ではどちらが健康的な食生活を送れるでしょうか。私のある二日間の食事を見て、どう改善したらいいか見ていきましょう。 1日目 朝食：カレーパン 昼食：カップ麺の焼きそば 夕食：友達と居酒屋 2日目 朝食：春雨スープ 昼食：自炊したお弁当（白米と野菜炒め） 夕食：博多ラーメン（外食） みなさん、この食生活を見てどう思いますか？この食生活では栄養バランスに問題があると分かると思います。大学生に必要な一日の摂取カロリーは、身体的な特徴や日頃運動する頻度によって変わりますが、大体2,000〜3,000カロリーと言われています。私の1日目の食事を見ると、カレーパンは約150カロリー、カップ麺の焼きそばは約530カロリー、居酒屋で摂取したカロリーは計算不可能なので除外しますが、この日の摂取カロリーは680カロリーだけでした。これは、一日の最低摂取目標である2,000カロリーの3分の1にも達していません。私たちは下の図のように一日に多くの食事を摂る必要があります。私の二日間の食事を見てみると野菜や、タンパク質を含む肉・魚・卵を摂っていない上、品数が圧倒的に足りていません。 次にコストパフォーマンスの観点から、自炊と外食を比較していきます。人は1日に3食、1か月に約30日食事をします。もし全て自炊の場合、1日の食費は900円でひと月約27,000円かかるそうです。逆に全て外食の場合、一食1,700円でひと月約53,000円かかるそうです。この差は約26,000円で、これだけのお金があればディズニーランドに約3回行くことが出来ます。人によって食費が前後するとしても、ここまで差が出るなら自炊はコスパがいいですね。 （参考文献　農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/features.html） 最後に、自炊を続けていくコツについて紹介します。一人暮らしをするまで、料理をする機会が少ない人が多いと思います。そんな私たちがコスパや健康を考えて自炊をするコツは、４つあります。 1つ目は、凝ったものを作ろうとしないことです。実家にいるときは、品数や食事のレパートリーが多いと感じると思います。それは、親の努力の結果です。それを自分でやろうとすると、経験値や時間が足りません。ですので、タンパク質や野菜を多く摂ることを心がけ、他の事は気にしないようにしましょう。 2つ目は、お腹がいっぱいになることを重視しましょう。インスタ映えやオシャレだからという理由で、スイーツやお菓子等を摂取するのは身体が持たないし、無駄な出費に繋がります。ですので、一品勝負でお腹が膨れるチャーハンやカレーなど作れるようにしましょう。そうすると自然と料理のレパートリーや技術が上がり、他の料理にチャレンジできるようになります。 3つめは、電子レンジを活用することです。スマホでレシピを見ていると意外と電子レンジを使う料理は多くあります。それに、葉物野菜やもやしは電子レンジで温めるだけで食べられるものが多いです。電子レンジを使うことは、調理時間短縮にもつながります。しかし、中には電子レンジが使用できない食品がいくつかあるので、それは避けましょう。 4つ目は、包丁を無理に使わないことです。 あまり料理に慣れていない状態で包丁を使うと、手を切る可能性があります。私は普段自炊をする際、包丁やまな板を出すのが面倒なので、豆腐ややわらかい野菜は手でちぎるようにしています。こうすることで洗いものの数が減り、料理に対するハードルも下がります。難しそうなレシピでも、包丁を使わないものもあります。自炊は楽しく、楽にこなすことが継続に繋がります。 （参考元　Roochルーチ　一人暮らしするなら自炊で節約すべき？外食より安い？ずぼらレシピ紹介！ https://00m.in/E6Os6） 健康面やコスパを考えて自炊をお勧めしてきましたが、本格的な料理をたまに食べたくなります。そんな時は、自炊をお休みして外食に行きましょう。そうすれば食生活の満足感が上がるので、幸福感も高まるでしょう。体調を崩しやすい季節なので、健康的な食生活を送るようにしましょう。