筆者: Manato I.
編集: Kotomi T.
翻訳: Rikio Y. 

春や秋の新学期は、新たな出会いが数多く訪れるタイミングです。履修登録、授業、サークル、新入生歓迎イベントなどさまざまな場面で、これからの学生生活をともにする仲間と出会う機会があります。

一方で、「うまく話しかけられるか不安」「第一印象で失敗したくない」と悩む声も少なくありません。そんな皆さんに向けて、今回は「第一印象で友達を作るための5つのコツ」をご紹介します。ちょっとした工夫と前向きな気持ちがあれば、新たな人間関係を築くことはきっと難しくありません。

① 清潔感ある身だしなみを意識しよう

第一印象の多くは、言葉を交わす前の“見た目”から始まると言われています。重要なのは、「おしゃれさ」よりも「清潔感」です。
シワのない服装、整った髪型、きれいな靴など、基本的な身だしなみを心がけることで、相手に好印象を与えることができます。また、香りにも配慮を。強い香水よりも、柔軟剤のようにほんのりと香る程度がベストです。自分らしさを大切にしつつ、相手が安心して接しやすい雰囲気づくりを意識しましょう。

② 笑顔とあいさつで第一印象アップ

新しい環境で最も効果的なコミュニケーションのひとつが、笑顔とあい
つです。
「おはようございます」「よろしくお願いします」などの短い言葉でも、笑顔と一緒に交わすだけで、相手に安心感を与えることができます。特に初対面では緊張してしまうこともあるかもしれませんが、笑顔を見せるだけでも「話しかけやすい人」という印象を持ってもらえるはずです。
言葉に迷ったときも、相づちやうなずきといったリアクションをしっかりと取ることで、自然とコミュニケーションが生まれていきます。

③ 自己紹介に“ひとこと”を添えて印象的に

新学期は、自己紹介の機会が多い時期です。名前と学部・学科だけではなく、趣味や最近のマイブームなど、ひとことを添えることで印象に残りやすくなります。
たとえば「国際関係学部のマナトです。最近サウナにハマってます!」といった紹介であれば、相手が共通の趣味を持っていた場合に会話が弾むきっかけになります。
また、こうした情報からSNSの交換にも自然につながりやすく、人間関係をより深める手助けとなります。

④ 会話を広げる“質問力”を身につけよう

会話を続ける上で有効なのが、相手に自然な質問をすることです。「どこ出身ですか?」「なぜこの学部を選んだのですか?」など、無理のない問いかけで、相手も話しやすくなります。
また、共通点が見つかることで、一気に距離が縮まることもあります。たとえば、「同じ出身地です」「同じ授業を取っています」などの発見は、そこからの会話をスムーズにするきっかけになります。相手から質問されたことをそのまま返すだけでも会話が続きやすく、自然なキャッチボールが生まれます。

⑤ 固まりすぎず、いろいろな場所へ顔を出してみる

せっかくの新学期、新しい友達をつくるチャンスを広げるためには、あまりひとつのグループに固まりすぎないことも大切です。
仲の良い友人と一緒にいる安心感は大切ですが、新しい出会いの機会が少なくなることもあります。授業やサークル、学内イベントなど、さまざまな場所に自分から足を運んでみることで、自然と多くの人と出会えるはずです。
実際、ひとりで行動している時のほうが「声をかけられやすい」と感じた経験を持つ学生も多くいます。

おわりに ―― 最初の一歩を、大切に

新学期は、自分を変える大きなチャンスでもあります。少しの勇気を持って一歩踏み出すことで、思いがけない出会いや素敵な人間関係が生まれるかもしれません。
「誰かが話しかけてくれるのを待つ」のではなく、「自分から話しかけてみる」ことで、学生生活はより豊かに、より楽しいものになります。
第一印象に気を配り、自分らしさを大切にしながら、新しい人とのつながりを楽しんでください。大学生活をより充実したものにするために、最初の一歩を大切にしてみましょう。

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