Writer: Yukinobu N.
Editor: Momoka.T

“謹賀新年(kinga-shinnen)” とは、相手に謹んで新年をお祝いする際に贈る言葉として、日本では主にお手紙や年賀状などで使用される賀詞です。日本では、様々なお正月に関する文化が存在し、食から娯楽まで多岐にわたります。本記事では、新年ならではの特殊な行事や風習、そして長期冬休みにできることを紹介します。

さて、日本では12月31日を大晦日として、1年の歩みを振り返ります。目標が達成したことはその頑張りを讃え、実現できなかったことに対しては反省をします。そして、心のリセットと邪気を払う意味も込めた身の回りのお掃除や断捨離を行います。特に、破れたり、壊れて使えなくなってしまったものはリサイクルやメンテナンスをしたりして有効活用をし、物への感謝も忘れずにしましょう。また、神様をおもてなしする為の“おせち”料理などを作り、お祝いの準備をする家庭もあります。これらの具材には一つずつに意味があり、慶び・豊かさ・良縁・魔除け・繁栄・健康など様々です。   

新年で行われる風習として、まず日本では日付が変わる瞬間に、大きな寺院では“除夜の鐘(jyoya-no-kane)”が鳴らされ、それぞれの場所で新年のお祝いとお世話になる人へ挨拶をします。年越し蕎麦やお餅、お雑煮を食べる家もあるでしょう。また、親戚などから子供達に対して健やかな健康の願いを込めたお年玉をもらえる事もあります。

そして、元日(1月1日)の朝を迎えると、知人から年賀状やお手紙、お電話やメールなどが届くでしょう。令和の時代では、手書きによるものではなく、LINEなどのSNSで送られることが増え、紙媒体でのやり取りは減っています。しかし、どの時代でも年賀状が自分宛に届くと言うのは嬉しいものです。プリンターではなく手書きだと個性も感じられ、より受け手に思いを伝えられることでしょう。

また、三が日で行うことといえば、日本では神社やお寺に行き”初詣(hatsumoude)”をする人が多いのではないでしょうか。参拝では、お賽銭をして1年間の目標と自分への誓いや周りの健康などを祈り、心を律します。神社ではお清めやお祓いなども行えます。また、お守りを購入する人もいますし、くじ引きで運試しを行うのも楽しいでしょう。大きな神社仏閣では、屋台が出店される事も多く、甘酒や大福なども売られており、日本の正月雰囲気も味わえます。

-寒川神社(神奈川県寒川町)

みなさんは“書き初め”をしたことがありますか?字の如く年のはじめに書く書道のことです。目標や気持ちを心を込めて筆をとります。一字毛筆も人気であり、書道で精神を統一する昔ながらの風習です。また、硬筆という筆ではなく鉛筆で行うものがあり、同じく一字一句息を止めて心を静かにして書きます。

さて、新年の風習を学んだところで、この長い冬休みを活用してできることを一緒に考えていきましょう。冬休みは3ヶ月間が98日として、2,352時間あります。これらの貴重な時間を有意義に過ごすには、まず目標を設定してみるのが良いです。ここでは、簡潔にご紹介していきます。

  1. 資格の勉強

新年度に向けて、成長した自分をアピールするには資格をとるという選択肢があります。希望の進路を見つけたり、既にお持ちの資格の上級レベルを目指すのも良いことです。特にいろいろな職種に有効的な資格を2つ述べます。

◯秘書技能検定 3級~1級

秘書に求められる知能・技能だけでなく、一般常識や敬語、電話対応やビジネス文書の作成などの社会人には必須の能力を身につけることができます。

似ている資格に“サービス接遇検定”があり、どちらも社交スキルや教養を学べます。またダブル受験が可能なため、比較的短期間で習得可能な3級と2級はオススメです。

◯ITパスポート・MOS検定

これらの資格はパソコンに関するもので、“ITパスポート”は経営やマネジメントをはじめ、幅広いIT知識を学ぶことに特化しており、“MOS”はMicrosoftのExcelやWord、PowerPointの実務能力があることを証明し、即戦力として会社で重宝される資格です。一般と上級レベルがあり、目的に合わせて対策が可能な点もあり、また独学で習得可能な資格の一つです。

  1. 読書のすゝめ

資格以外にも、読書をしてみてはいかでしょうか。普段読まない方も、お気に入りの1冊を見つけ、知の探求へ出かけてみませんか?今回は、私のお気に入りのポエム本を紹介します。

「20代で得た知見」- F

この本は作者が20代の10年間で経験したその年代を生きる者の葛藤と人間関係、そして出会った言葉が紡ぎ出す新しい価値観と人間らしさについて書かれています。一節がとても短く簡潔に書かれていますが、ページをめくるたびに貴方は考えることをやめられなくなるでしょう。衝撃と共感が交差し、感情がかき乱されることもあるでしょう。これから20代に差し掛かる方、20代を生きるみなさん。20代を生き抜いた作者の言葉に勇気を貰えるかもしません。せっかくの長期休暇なのでこの本に限らず、何か一冊手に取られることをお勧めします。

最後に、この長い冬休みを後悔なく過ごすために必要なことはただ一つです。それは明日に希望を持つことです。色々な出会い、価値観に影響する何かが訪れる日が来るかもしれません。そんな日を一つの楽しみとして、日々過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひ、日本の文化に触れ、Brand New Meを実現していきましょう。

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