Writer: Kotomi T.
Editor: Karen W.

~はじめに~

「成人式」という言葉を聞いたことや、参加したことはありますか。成人式とは年度内に成人になる人を日本の各地方自治体が、主に1月第2月曜日に激励・祝福する行事です。しかし、今では成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、成人式ではなく「二十歳(はたち)のつどい」と名称を変更して式を行う自治体が多くなっています。この記事では成人式という文化や、実際の成人式について記述します。

~二十歳のつどい(成人式)~

★服装

男性は、スーツまたは袴などのフォーマルな服装で参加するのが一般的です。女性はスーツまたは振袖が主流です。しかし、厳格には決まっていません。参加者はそれぞれ、着たいものを着ます。

★着物と振袖

女性が着る振袖は、着物の一部で日本の伝統的な衣装です。ふたつを分かりやすく見分ける方法は、袖の長さです。着物は一尺三寸(約50センチメートル)なのに対して、振袖は着物よりも長く、約95センチメートルとほぼ1メートルの長さがあります。

そして着る振袖には主に、ママ袖とレンタルする振袖があります。ママ袖は、自身の母親が当時の成人式に着ていた振袖のことをいいます。レンタルする振袖は、言葉の通り、絹織物や着物の会社から振袖を料金を払って借りることをいいます。

現在の人気振袖カラーは芥子色、赤、黒、白、ベージュ、緑です。振袖の定番カラーである赤は人気がありますね。赤の人気がある理由として、華やかで長年親しまれていることが挙げられます。

★成人式イベントの流れ(私の場合)

ここでは、私が実際に成人式に参加した実体験に基づいてご紹介します。まず、成人式に向けた準備をします。準備と言っても前日にするのではなく、振袖を借りる方は以下のように1年以上前から始めます。

1年以上前前年成人式(1月第2月曜日)
振袖選び小物選び前撮りヘアメイク、着付け

【1年以上前】

自分が着たいと思うデザインの振袖や、小物(バッグや髪飾り、草履、襟等)を選びます。お店によっては追加料金を払えばデザインを選ぶ幅が広がることもあります。

【前年】

成人式が行われる前年のうちに「前撮り」をします。前撮りとは、成人式の前に事前に振り袖姿で記念写真を撮っておくことです。前撮りはカメラマンが撮ってくれます。撮った後はアルバムに残して置いたり、写真データを受け取ったりすることができます。近年はゆっくり前撮りをしておく方が増えています。

【成人式】

当日は人によりヘアメイクと着付けの時間が決められており、各自治体の「二十歳のつどい」に間に合うよう準備をします。準備が終わり次第、会場に向かい、式に出席します。

★成人式当日

当日朝成人式
①準備(ヘアメイク、着つけ)②会場へ移動、友人と写真撮影など③開会式、オープニングイベント
成人式
④式辞や来賓紹介⑤二十歳代表の言葉⑥アトラクション
成人式成人式後
⑦再会の場(中学校ごと)、閉会式⑧帰宅、準備→同窓会へ

① 8時半から準備を始めました。私はこの準備に2時間半かかりました。着付けの途中は座れず、1時間ほどずっと立ちっぱなしだった為、体力勝負となりました。

② 会場に移動し、式が始まるまで話したり、写真を撮りあったりと自由に過ごします。私は電車で会場まで移動しました。その時何人か式に向かう人を見かけたので、成人の日を迎えたことを実感しました。

③ オープニングイベントでは、地元ダンスチームのパフォーマンスがありました。

④ 市長からの祝辞や来賓紹介がされます。

⑤ 区(地域)ごとに代表者が前に出て、二十歳の誓いの言葉を述べました。

⑥ この日は某有名人が音楽パフォーマンスをしてくれました。

⑦ 中学校ごとに分かれて写真を撮りあったり、話したりすることができます。

⑧ 式後は中学校の同窓会があったので、帰宅し衣装を着替えて参加しました。

成人式をするのは、20歳でちょうど大学生の年齢に当たります。そのため、日本の行事で一番私たちの世代に近い文化であるといえますね。このイベントは、20歳という節目の年にしか行われない一生に一度の行事です。例えば、クリスマスのように、毎年行われ、まちを飾ったり誰もが注目するイベントとは違います。また、特に日本以外で20歳を迎えられた方は、式に直接参加することは難しいです。しかし、毎年1月第2月曜日に20歳を迎える代にとって、成人式は人生の中で数少ない貴重な晴れ舞台です。皆さんも日本各地で振り袖姿の新成人を見るとお祝いしたくなるでしょう。私の場合ですが、近所の人などに「おめでとうございます」と声をかけられることもありました。このように言葉にして伝えてくださる方もいて、とても嬉しかったです!

★「成人式」でなくても振袖、着物を着たい★

川越
美々庵
1人 1日 ¥2000~(ヘアセット込み)

NANACO
1人 1日 ¥5000~(スタンダードプランヘアセット込み)
(学割¥500引き)

このようにおひとり様から、手ぶらで着物を着ることができます。また価格も学割やいろんなプランがあるため、手軽に日本文化に触れることで日本を更に楽しめるでしょう。

~さいごに~

日本の文化の一つである成人式について、少しでも知っていただけましたか?このように成人式は、毎年20歳を迎える代の多くの人々にとって一大行事となっています。皆さんの周りでも親戚やご友人、近所の方など、20歳を迎えられる方がいたらお祝いしましょう!

参考

川越着物レンタル 美々庵 https://reserva.be/coedovivian

川越着物レンタルNANACO https://www.nanabikai.com/

Leave a comment

Trending