writer :Yurara T.
Editer:Karen W.

 大学やショッピングモールなどの建物は地震対策が年々進歩し、耐震性が上がっています。一方で、自分の部屋はどうでしょうか?耐震対策はきちんと出来ていますか?

1995年に起きた阪神・淡路大震災における負傷理由の約半数は「家具の転倒・落下」だったようです。

 自分の部屋で料理をしている時、ゆっくりくつろいでいる時、眠っている時など、リラックスするために自分の部屋をより安全に過ごせる部屋に変えましょう!

1.家具の転倒防止

 タンスや本棚など、背の高い家具は転倒を防ぐ必要があります。このとき、住宅のルールや家具の大きさに合わせて工夫することが大切です。

家具転倒防止器具がない場合には、滑り止めマットやダンボールを使って隙間を埋めることで対策できます。

 また、家具に合う転倒防止器具がなかったり、器具を使えなかったりする場合は、配置を変更しましょう。万が一家具が転倒した場合、寝ているところや部屋の出入り口に倒れないよう工夫しましょう。

 

 

 さらに、本棚に本を収納する時は重い本を下に置く、ドレッサーやカラーボックスなどの引き出しが飛び出してこないようにするなど、多くの危険に備える必要があります。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20220501_01.h

2.TIUの学生寮での地震対策法

[第2キャンパスの女子共同寮の場合]

 女子共同寮の備え付けの家具は固定されており、しっかりと地震対策が施されています。しかし、家具を買い足す場合には注意が必要です。レイアウトや家具を固定することで、地震対策をしましょう。

 

また、扉は電気錠になっており、閉じ込められる可能性は低いです。しかし、大きな地震で建物がダメージを受けた場合、扉の枠が歪んで開かなくなってしまうことがあります。部屋に窓がないため、大きな地震に気がついたらすぐに扉を開けておくようにしましょう。これは、女子共同寮以外の普通の家でも共通しています。

4.備蓄

 実際の災害に備えて、必要最低限の備蓄をしましょう。非常用バックを用意すれば、避難先での生活の助けになります。

   

 また、東京備蓄ナビでは自分に合った備蓄量を調べることもできます。

東京備蓄ナビ

https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/

 被災時では、声を出せない状況や、コミュニケーションに苦労する場面に遭遇することがあるかもしれません。そのときは、「ゆびさし会話シート」が役に立ちます。被害状況の確認や、食べ物の配布場所など、多言語で書かれた会話を目的に応じてを指すだけで会話ができます。この備えは自分自身だけでなく、周りの人も助けることができます。

 40年以内にマグニチュード8〜9級の地震、「南海トラフ巨大地震」が90%の確率で発生すると予測されています。震源地が離れているとはいえ、東京や埼玉などの関東圏の被害は大きなものとなるでしょう。さらに、マグニチュード7級の首都直下型地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。自分自身が暮らす部屋の地震対策もアップデートして、安全・安心の部屋作りを目指しましょう!

[引用元]

NHKニュースhttps://www3.nhk.or.jp › saigai › ba…今すぐできる!家の中の地震対策をイラストで紹介

東京都防災ホームページ

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