作者: Karen W.
編集: Aika M.

日本では秋になると「○○の秋」といって、読書やスポーツ、食事などをテーマに楽しむ文化があります。その中でも今回紹介する文化は、「お月見」です。日本では昔から、月を愛でる風習があります。みなさんも「お月見」を知ることで、より深く日本の文化について学んでいきましょう!
1.お月見とは
「お月見」とは、秋の風物詩で、その名の通り月を眺める行事のことです。この時期は、最も明るく、美しい月を眺めることができるとされていて、別名「十五夜」と呼ばれています。月の満ち欠けを基準とする旧暦と太陽の動きを基準とする新暦にずれが生じるため、毎年「お月見」の日は異なります。2021年の「お月見」は、9月21日(火)です!
2.お月見の由来

日本で「お月見」をするのには由来があります。まず平安時代に貴族たちの間で、月を眺めながら宴を開く風習として流行しました。また江戸時代に入ると、庶民の間にまで流行しました。秋は稲を収穫する時期であるため、庶民が収穫祭や初穂祭として自然の恵みに感謝をする日とされていました。この2つの習慣が合わさり、今の「お月見」のスタイルへと変わりました。
3.お供え物
「お月見」は、月を眺めるだけでなく、月に見立てたものや収穫物をお供えする風習があります。今回は、そのお供え物について紹介します!お供え物は主に、ススキ、月見団子、農作物(芋類)の3つです。ススキは、災いから収穫物を守り、豊作を願う意味が込められています。月見団子は、丸い形が満月を連想させるため、月に収穫の感謝を表しているとされています。農作物のお供え物は、この時期に収穫されたばかりの芋類や栗、旬な野菜をお供えし、収穫に感謝をします。
それではここで、お供え物の月見団子の作り方を紹介します!

材料(15個分)
団子粉 100g *
水 80ml
お湯 適量
冷水 適量
*団子粉:100円ショップやスーパーなど、どこでも購入することができます。
作り方
- ボウルに団子粉、水を加え、よく練ります。
- 練り終わったら、15等分にして丸めます。
- それを沸騰したお湯に2分入れます。
- 浮き上がってきてから3分ゆで、お湯を切ります。
- 冷水にさらします。
- 水気を切り、器に盛りつけたら完成です。
*小豆やきな粉などかけて食べるとさらに美味しくなります。
このように簡単に月見団子を作ることができます。ぜひ皆さんも年に一度しかない「お月見」を楽しんでください!