トレイシー:  パートタイムの英語先生はトラベラー

ライター:有本早希
編集者:Theo T. Fok
翻訳者:ことこ

留学生として、予想外の困難を経験することがあります。しかし、それと同時に文化、慣習、そして自分自身について新しい発見もあります。私は友達のトレイシーさん(本名:ミン・タムさん)に、彼女の自分探しの旅について取材をしました。

トレイシーは経済学を専攻する3年生です。興味深い事に人々は彼女の名前を会う状況によって変えています。友達と学校で会う際はトレイシー、職場ではミンです。彼女はピンク色を、輝きとポジティブを表現する彼女のパーソナルカラーとしています。トレイシーは大学の外で得た数多くの経験から今の彼女自身を作り上げました。

トレイシー:私は沢山のアルバイトを経験してきました。一番最初は大学初年度に勤めた工場でした。ビニールに食品を入れてパッケージングをする仕事です。 友達からこの仕事を紹介されたのですが、正直にいうと、同僚との会話が厳禁だったのであまり楽しくはありませんでした。一年が経とうとする時、私は仕事を辞め、日本語での会話が許される仕事を探し、お寿司屋さんでのアルバイトを見つけました。今では約二年このアルバイトを続けていて、居心地がとてもいいです。 そこでは日本の文化を知ること、そして日本語を使うことができ、以来私は語学力が向上しました。実は母国のベトナムでお寿司屋さんを開くのが夢なんです。

寿司屋とは別に、トレイシーさんはファミリーレストランで働います。

トレイシー: 最近、ファミレスで働き始めて面白いと感じたことはお寿司屋さんとは違って職場の同僚ではなくお客様と直接話せるところです。どんなお客様であろうと日本語でおもてなしをする楽しみに気づいたのです。お店には腰が低くとても優しい店長がいるので寿司屋とは異なった経験ができ、とても楽しいです。

さらに彼女は英語の先生として働いていると言いました。

トレイシー色々な職場の中でも子供たちの英語の先生として働くことが一番好きです。私は生徒と先生を結ぶプラットフォームを通じてこの仕事を知りました。運がいいことに、この子たちの先生になることができました。2年以上教えてきて、生徒とはすっかり仲良くなりました。授業が始まる前、私はとても疲れているのですが、生徒達の英語が上達しているのを見ると次第に元気になってくるのです。とても嬉しくて、そこから力が溢れてくるのです。

言うまでもないですが、トレイシーさんは毎日忙しく充実した日々を過ごしています。私は彼女にもし休日があったらどんな過ごし方をするのか気になりました。

トレイシー: 私は旅行が好きです。日本に着いた時、空は真っ青で美しく、感動し、美しい場所をもっと見てみたい!と感じました。今度友達と旅行に行けるように頑張って貯金をしています。

彼女はこれまでに大阪、新潟、草津、日光、長野、江の島、横浜等々旅行しました。

トレイシー私はインスタグラムのハイライト機能を使ってこれまでの旅路を記録しています。新しい場所へ行くたびに新しいハイライトを作る、そこに達成感を得ています。更に、旅行したいけど金銭的に厳しいときは、電車に乗り、終点まで行って戻ります。少し、おかしいですが、新しいものを見るのは楽しいです。

トレイシーさんは日本に来てから写真撮影にも力を注いでいます。

トレイシー ベトナムにいたときから写真は好きでしたが、高性能のカメラを買うまで写真を撮ることができませんでした。ベトナムでは写真を撮るのが好きでしたが、ちゃんとしたカメラを買えるようになるまでは、あまり写真を撮ることができませんでした。アルバイトのおかげで、Instaxカメラと一眼レフカメラを購入することができ、それが私の情熱を取り戻すきっかけとなりました。 私は主に風景写真と、とても仲の良い友人たちのポートレート写真を撮っています。私は写真用の別のアカウントを持っていて、そこに写真を投稿するだけでなく、主に日本での生活についての出来事やメッセージを載せています。

ベトナムの高校生だった頃は、勉強だけに集中していたトレイシーさんですが、日本に来て人生にはそれ以上のものがあることに気づきました。「いろんな場所で働くことで、日本の文化を体験したり、友達を作ったりすることができます」と彼女は強調しました。もちろん、留学生として、ホームシックになることあるでしょう。だから彼女は身を多忙にすることでポジティブ精神を保ち、そして、上記のようなライフスタイルを持つことで、困難を乗り越えられると信じています。彼女は仲間たちにこんなアドバイスしています。

「笑顔を絶やさず、ポジティブなエネルギーをまき散らして、冒険してみてください」と。

トレイシーさんの撮った美しい写真の数々をもっと見たい方は彼女のインスタグラムを訪ねてみてください。 @takenby.tracy